「厩舎の出走態勢から見た勝負厩舎」の記事一覧

「人気馬1頭出しは勝負気配」とか「多頭数出しは勝負」など、厩舎作戦らしきウワサは聞くが実際はどうなのでしょうか。
表は各厩舎の1日の出走態勢から単率・連率・複率を調べたものです。

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検証期間は2012~2016年の5年間
表にある「人気」とは日刊コンピの馬指数ランクが1位~3位の馬、
「人気薄」は4位以上の馬を出走させてきた数です。

例えば、ある日の長谷川厩舎の出走態勢。
南関競馬 出走態勢1

6R真島騎手でコンピ指数ランク1位、10R森騎手でコンピ指数ランク1位の馬を出走させています。
2頭共に人気馬ですので、「人気2人気薄0」というのが、長谷川厩舎の出走態勢です。

同様にある日の上杉厩舎
南関競馬 出走態勢2

この日は4頭の出走で11Rの的場騎手でランク1位馬が1頭、他の3頭は人気薄ですので
「人気1 人気薄3以上」が、この日の上杉厩舎の出走態勢となります。
この出走態勢別に単率・連率・複率を調べたのが上記の表になります。

例えば、厩舎がある日の開催日に人気馬2頭、人気薄1頭の計3頭を出走させてきた回数は1640回。その3頭のうちどれかが1着になった回数は711回、どれかが連対した回数は1148回、どれかが複勝にからんだ回数は1350回ということです。

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ある厩舎が人気馬3頭を出走させてきたとします。[人気3以上&人気薄0頭]の出走態勢は、過去405-236-33-373(58% 83% 92%) ですから、その3頭の複勝を追いかけていけば92%的中してたわけです。
しかし、この表にある数値は全厩舎についての統計です。厩舎ごとに、人気馬で勝つ厩舎、人気薄で穴をあける厩舎など、厩舎によって、この統計数値は変わってくるのです。

下の表は人気馬1頭だけの出走で複勝率の高い上位10厩舎。
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逆に複勝率の低い上位10厩舎

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林正人厩舎は2012年~2016年の5年間に人気馬(日刊コンピ指数ランク1~3位馬)を1頭だけ出走させた日が97回あり、その内、70回が複勝馬券に絡み、複勝率72%という数値です。
対して藤原厩舎では、人気馬1頭の出走が12日あり、その内、複勝に絡んだ回数は、わずかに2回、9回が人気馬ながら馬券対象から外れています。
このように、厩舎によって勝負態勢が違ってくるのです。
ある意味、厩舎というのは、株式の銘柄と同じように思えます。日経平均と同じように株価が上下する銘柄、突然ストップ高ストップ安になる銘柄など、厩舎もそれぞれの勝負パターンがあると思われます。

われわれ、馬券を購入する側は、その厩舎ごとの勝負パターンを見極めなければならないと思うのです。

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