東京競馬場も中山も、駅から専用の通路で、直接競馬場入場ゲートまで行けて便利と言えば便利なのですが、まるで、遊園地に行くような健全すぎてつまらないと思うのは私だけでしょうか。私が競馬を始めた頃は、「競馬場」「ギャンブル」「鉄火場」といったイメージがあって、駅から競馬場への道すがら、予想屋や怪しげな必勝法を売るパラソルが、ズラりと並んでいたものです。これが、怪しいと思いつつも、反面、魅力的で、どこかワクワクする感じもあったんですね。

「OO専門紙の本命・対抗がコレとコレだから買い目はコレ!」とか言って、その出目表のページを見せて「ほらね!あたってるでしょ」とかいった感じで、1万円前後で売られていたと思います。

私が初めて出目表なるものを買ったのが、某専門紙の人気薄枠を2つ選ぶと本線3点、抑え2点が出てくるというものでした。
人気薄枠12~78までの28ページと簡単な解説が2~3ページの全30ページほどの出目本で、確か6000円だったと思います。売り子?のおじさんの口上があまりにも上手かったので、競馬で勝ったついでに、買ってしまったのです。

今なら、データさえあれば、エクセルなどで簡単に検証できるのですが、当時はパソコン自体、あまり普及してない時代ですから、出目表の的中確率などわからないまま、出たとこ勝負的に信じるしかなかったのですね。それでも結構、当たったりして楽しめていたのですからね。

今なら素人でも、そんな出目表の検証など簡単ですし、出目表を作成するのも簡単に出来てしまうのですから、こういった売り子の屋台がなくなるのも判るような気がします。

そんな、昔買った出目表の検証を、何年も経った今、検証して見ようと思います。

表は2012~2014年の3年間の南関競馬の結果から作成した出目表です。

人気薄 本線1 本線2 本線3 抑え1 抑え2
12 67 68 78 45 56
13 58 68 25 57 78
14 78 57 56 68 67
15 68 78 47 37 26
16 58 25 45 78 47
17 68 35 46 56 38
18 57 36 67 46 34
23 68 45 67 47 78
24 58 57 36 67 78
25 68 48 38 67 78
26 58 48 78 38 57
27 56 48 16 36 18
28 47 34 35 46 56
34 78 57 68 25 56
35 67 78 18 48 47
36 47 58 27 48 78
37 45 28 58 68 24
38 56 46 47 15 26
45 67 68 28 78 12
46 38 57 78 18 35
47 12 35 58 38 56
48 35 57 17 12 13
56 24 18 78 17 38
57 68 38 48 28 26
58 12 24 46 67 26
67 58 28 14 25 38
68 27 37 57 15 25
78 35 56 16 23 12

表の見方は簡単です。日刊コンピ指数の枠指数から、人気薄枠を2つ選出して表に当てはめるだけ。
日刊コンピ指数の枠指数の人気薄が1枠と2枠なら、12の欄を右に見ると、本線67 68 78 抑え45 56 といった具合です。

例えば、ある日8/19の日刊コンピ指数

能力指数順位 1 2 3 4 5 6 7 8
1R 枠番 6 8 5 7 3 4 1 2
指数 83 67 66 57 49 46 41 40
2R 枠番 4 8 7 3 1 5 6 2
指数 71 68 62 57 56 53 51 41
3R 枠番 1 6 7 5 4 8 2 3
指数 78 69 64 63 51 50 49 41
4R 枠番 5 7 6 2 8 1 3 4
指数 83 72 61 52 50 49 40 0
5R 枠番 7 3 6 8 4 5 1 2
指数 90 66 65 57 52 50 48 46
6R 枠番 3 5 6 7 4 2 8 1
指数 88 70 62 58 55 51 49 48
7R 枠番 5 1 3 4 6 7 2 8
指数 79 75 64 60 53 51 47 46
8R 枠番 6 7 2 5 8 1 3 4
指数 75 74 70 56 55 54 46 41
9R 枠番 4 7 5 1 3 8 6 2
指数 85 70 60 59 54 53 51 48
10R 枠番 7 1 8 6 5 2 4 3
指数 81 70 64 61 56 55 48 40
11R 枠番 5 6 4 7 8 3 1 2
指数 88 57 56 55 54 51 41 40
12R 枠番 7 6 1 5 2 4 8 3
指数 84 68 60 54 52 51 47 46

1R  人気薄 12  本線 67 68 78 押さえ 45 56 結果 56 的中
2R  人気薄 26  本線 58 48 78 押さえ 38 57 結果 57 的中
3R  人気薄 23  本線 68 45 67 押さえ 47 78 結果 16
4R  人気薄 34  本線 78 57 68 押さえ 25 56 結果 25 的中
5R  人気薄 12  本線 67 68 78 押さえ 45 56 結果 67 的中
6R  人気薄 18  本線 57 36 67 押さえ 46 34 結果 36 的中
7R  枠連発売無し
8R  人気薄 34  本線 78 57 68 押さえ 25 56 結果 26
9R  人気薄 26  本線 58 48 78 押さえ 38 57 結果 47
10R 人気薄 34  本線 78 57 68 押さえ 25 56 結果 18
11R 人気薄 12  本線 67 68 78 押さえ 45 56 結果 57
12R 人気薄 38  本線 56 46 47 押さえ 15 26 結果 24

ざっとこんな感じで枠連を買っていきます。
出目表の買い目は、2012~2014年の統計で、多く出た目の上位5つを選んでいます。
これが再現性があるか無いか、2015年以降で検証して見ました。

2015年1月から8月までの南関競馬、枠連発売レース全1700レースでの検証

買い目の5点を均等に買った場合
枠連5点の的中数 537R 的中率(31.6%) 期待値 0.72

本線3点を1000円 押さえ2点を500円で買った場合

的中数537R 期待値 0.73

本線3点のみ、均等に買った場合

的中数 315R 的中率(18.5%) 期待値 0.74

ま、想像通りの結果でしたね。
南関競馬3年間分の統計から、多く出た目を買い目としましたが、3年間分で、多少の出目の偏りはあったものの、5年10年分と、母数が多くなるに連れて均等化していくと思います。
確かに、日刊コンピ指数の枠指数の下位2枠は連対率も低いですが、結局、連対率の低い2つの枠を除いた、残り6つの枠で、買い目をランダムに組み合わせたのと同じでしょうね。

パソコンが普及していない時代だからこそ、こんな出目表が5000円~10000円で売れていたのですね。今だったら、ちょっと家に帰って、サッと調べれば的中率やら期待値などはじき出されてしまいますからね。