騎手の乗り替わり

騎手の乗り替わる理由としては様々な要因が考えられますが、そのうちの一つ、所属の違う騎手に乗り替わった時について検証してみます。

『所属が違う』というのは、例えば大井競馬場所属の厩舎に、浦和・船橋・川崎所属の騎手に乗り替わった場合のこと。

大井の所属厩舎が騎手を変更するなら、同じ大井所属の騎手に騎乗依頼をするのが自然なのでは?なぜ、他競馬所属の騎手にわざわざ騎乗依頼をするのか・・・

というのが気になっていたんですね。

今回は、そのあたりを検証してみようかと思います。

検証期間:南関競馬 2018年から2020年の3年間
(2018/1/2 2019/1/2 2020/1/2 を除く)

実際のところ、騎手の乗り替わりは勝負気配なのか。
2018年から2020年の3年間、前走の騎手から他騎手へ乗り替わった馬は延べ34,790頭。その成績は

34,790-2,431・5,005・7,708(単・連・複)


確率にして、単勝確率7% 連対率14.4% 複勝確率22.2%でした。

これといって秀でた数値でもないのですが、一応、この数値を基準として本題にある「所属の違う騎手への乗り替わり」を検証してみます。

乗り替わりのあった馬は延べ34,790頭ですが、所属が「同じ」と「違う」で比較してみると・・・

生起数 単勝数 連対数 複勝数 単確(%) 連確(%) 複確(%)
同じ 21332 1306 2731 4258 6.1 12.8 20.0
違う 13458 1125 2274 3450 8.4 16.9 25.6

例えば大井所属の厩舎の場合、乗り替わり騎手が大井所属の騎手なら「同じ」、乗り替わり騎手が他場の騎手なら「違う」となります。

同じ乗り替わりなら所属の違った騎手への乗り替わりの方が勝負気配がありそうです。

では、乗り替わりが他競馬場所属の騎手で、日刊コンピ指数ランクが1位だったら。

そのケースは延べ980頭あって

980-355・549・665(単確 36.2% 連対確率 56.0% 複勝確率 68.0%)

日刊コンピ指数のランク1位馬の単勝確率は38%前後ですから、逆に確率をおとしているのでは?と思ってしまいます。

その中でも、生起数が10以上ある複勝確率上位のケースがこちら。

厩舎名 騎手名 生起数 単勝数 連対数 複勝数 単勝確率 連対確率 複勝確率
水野貴史 森泰斗 11 3 6 9 27.3 54.5 81.8
山田信大 矢野貴之 10 5 8 8 50.0 80.0 80.0
川島正一 御神本訓史 22 10 16 17 45.5 72.7 77.3
内田勝義 森泰斗 20 4 7 15 20.0 35.0 75.0
高月賢一 矢野貴之 15 6 9 11 40.0 60.0 73.3
小澤宏次 森泰斗 11 4 7 8 36.4 63.6 72.7
小久保智 本橋孝太 10 5 6 7 50.0 60.0 70.0
新井清重 矢野貴之 10 4 6 7 40.0 60.0 70.0
小久保智 森泰斗 33 13 21 23 39.4 63.6 69.7
小久保智 笹川翼 13 4 7 9 30.8 53.8 69.2

に日刊コンピ指数が1位だった時は11回。そのうち単勝3回、連対6回、複勝9回という結果でした。

表を見てもわかるように、日刊コンピ指数ランク1位でこの成績ですから、ちょっと残念な結果です。

逆に人気薄ではどうか?日刊コンピ指数ランク4位以上で検証してみます。

生起数 単勝数 連対数 複勝数 単確(%) 連確(%) 複確(%)
10076 380 926 1646 3.8 9.2 16.3

これが他競馬場の所属騎手に乗り替わって、日刊コンピ指数ランクが4位以上だった時の成績。

生起数が10以上で複勝上位をピックアップしてみると・・

厩舎名 騎手名 生起数 単勝数 連対数 複勝数 単確(%) 連確(%) 複確(%)
齊藤敏 真島大輔 21 1 5 11 4.8 23.8 52.4
玉井昇 矢野貴之 10 2 3 5 20.0 30.0 50.0
山田信大 真島大輔 10 3 4 5 30.0 40.0 50.0
稲益貴弘 真島大輔 17 3 5 7 17.6 29.4 41.2
岡田一男 笹川翼 10 1 1 4 10.0 10.0 40.0
川村守男 的場文男 10 2 3 4 20.0 30.0 40.0
牛房榮吉 酒井忍 16 1 3 6 6.3 18.8 37.5
佐々木仁 笹川翼 11 2 2 4 18.2 18.2 36.4
渡邉和雄 吉原寛人 17 1 3 6 5.9 17.6 35.3
山本学 山崎誠士 20 3 6 7 15.0 30.0 35.0

船橋所属の齊藤敏厩舎の馬に大井所属の真島大輔騎手に乗り替わって、更に日刊コンピ指数ランクが4位以上だったケースが21回。うち、単勝1回、連対5回、複勝11回という結果でした。

こうして見ると、「所属の違う騎手への乗り替わりは勝負気配」という仮説?は成り立たなかったということですかね。

引き続き、乗り替わりの検証は続けていこうと思います。

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